ドライブレコーダーとSDカードの関係
ドライブレコーダーは、運転中の映像や音声を記録するデバイスです。その記録媒体として、SDカードが使用されています。ドライブレコーダーの性能は、使用するSDカードの性能に大きく依存します。
SDカードの容量が小さいと、短時間しか記録できません。また、書き込み速度が遅いと、映像がカクつくなどの問題が発生する可能性があります。一方で、耐久性が低いと、SDカードの寿命が短くなってしまいます。
つまり、ドライブレコーダーを快適に使うためには、適切なSDカードを選ぶ必要があるのです。
ドライブレコーダー用SDカードの選び方
ドライブレコーダー用のSDカードを選ぶ際のポイントは以下の4つです。
(1) 容量
ドライブレコーダーの記録時間は、SDカードの容量に依存します。一般的に、容量が大きいほど長時間の記録が可能になります。
ドライブレコーダーの使用用途に合わせて、必要な容量を検討しましょう。例えば、長距離運転をする場合は大容量のSDカードが適しています。一方、短距離の運転であれば、中容量のSDカードでも十分です。
(2) 耐久性
ドライブレコーダーのSDカードは、常時録画されているため、書き換えが頻繁に行われます。そのため、耐久性の高いSDカードを選ぶ必要があります。
耐久性の高いSDカードは、上書き書き換え回数が多く、高温や振動、衝撃にも強い特徴があります。信頼性の高いメーカー品を選ぶことをおすすめします。
(3) 動作速度
ドライブレコーダーは、高画質の映像を連続して記録するため、SDカードの書き込み速度が重要です。
書き込み速度が遅いと、映像がカクつくなどの問題が発生する可能性があります。UHS-I U3やUHS-II U3などの高速モデルを選ぶと良いでしょう。
(4) その他の機能
上記の3点に加えて、耐磁性や耐水性、耐温性など、ドライブレコーダーの使用環境に合わせた機能も検討すると良いでしょう。
例えば、車内が高温になる地域で使う場合は、耐熱性の高いSDカードを選ぶと良いでしょう。
おすすめのドライブレコーダー用SDカード
ここでは、ドライブレコーダー用に人気のおすすめSDカードをいくつか紹介します。
(1) SanDisk Extreme Pro
SanDiskのハイエンドモデル「Extreme Pro」は、ドライブレコーダー向けに最適なSDカードです。
容量は32GB、64GB、128GBから選べ、書き込み速度は最大90MB/sと高速です。耐久性も高く、最大書き換え回数は600TBWと非常に長寿命です。
さらに、耐熱性(-25°C~85°C)、耐水性、耐磁性、耐X線性にも優れており、過酷な環境下でも安心して使えます。
(2) Transcend High Endurance
Transcendの「High Endurance」シリーズは、ドライブレコーダー向けに特化したSDカードです。
容量は32GB、64GB、128GBから選べ、書き込み速度は最大85MB/sと高速です。耐久性に優れ、最大書き換え回数は2000TBWと非常に長寿命です。
さらに、耐熱性(-25°C~85°C)、耐水性、耐磁性にも優れており、過酷な環境下でも安心して使えます。
(3) SAMSUNG PRO Endurance
サムスンの「PRO Endurance」シリーズは、ドライブレコーダー向けに最適なSDカードです。
容量は32GB、64GB、128GBから選べ、書き込み速度は最大100MB/sと高速です。耐久性に優れ、最大書き換え回数は10,000時間(約1年間)と非常に長寿命です。
さらに、耐熱性(-25°C~85°C)、耐水性、耐磁性にも優れており、過酷な環境下でも安心して使えます。
(4) その他のおすすめモデル
上記の3モデル以外にも、ドライブレコーダー向けに最適なSDカードはたくさんあります。
例えば、東芝の「EXCERIA HIGH ENDURANCE」、パナソニックの「SDXC UHS-I U3」、Kingston の「Canvas endurance」などがおすすめです。
それぞれ特徴が異なるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。
SDカードの管理・メンテナンス方法
SDカードを長く使い続けるためには、適切な管理とメンテナンスが重要です。
まず、SDカードの寿命を延ばすために、定期的な初期化を行いましょう。初期化を行うことで、SDカードの書き換え回数をリセットできます。
ただし、初期化を行うと、SDカードに保存されていた映像データは全て削除されてしまうので注意が必要です。重要な映像データがある場合は、事前にバックアップを取っておくことをおすすめします。
次に、SDカードは高温多湿や強い磁力、静電気などの影響を受けやすいため、保管場所には気をつける必要があります。車内に放置せず、涼しく乾燥した場所に保管するのがよいでしょう。
また、SDカードの接点部分は汚れやすいため、定期的に清掃することも大切です。柔らかい布で接点部分を優しく拭き取ると良いでしょう。
さらに、SDカードの寿命は使用頻度によっても変わってきます。長時間の連続使用は避け、適度な休憩を入れるようにしましょう。
このように、SDカードの定期的な初期化、適切な保管、接点部分の清掃、使用頻度の管理など、適切なメンテナンスを心がけることで、SDカードの寿命を延ばすことができます。
ドライブレコーダーとSDカードの活用方法
ドライブレコーダーとSDカードを活用すれば、さまざまな場面で役立ちます。
事故の際には、SDカードに記録された映像が証拠として活用できます。事故の状況を客観的に記録しているため、トラブルの解決に役立ちます。
また、SDカードに記録された映像は、運転の癖を把握したり、運転技術の向上に役立てることもできます。自分の運転を振り返ることで、安全運転のポイントを学べるでしょう。
さらに、SDカードに記録された映像は、旅行の思い出として活用することもできます。ドライブの風景を記録しておけば、後々楽しく振り返ることができます。
このように、ドライブレコーダーとSDカードを上手に活用すれば、さまざまな場面で役立ちます。事故への備えや運転スキルの向上、思い出の記録など、ドライブレコーダーの活用方法は多岐にわたります。
まとめ
ドライブレコーダーを快適に使うためには、適切なSDカードを選ぶことが重要です。容量、耐久性、動作速度などを考慮し、用途に合ったSDカードを選びましょう。 また、SDカードの管理とメンテナンスも欠かせません。定期的な初期化や適切な保管方法を心がけることで、SDカードの寿命を延ばすことができます。 ドライブレコーダーとSDカードを上手に活用すれば、事故への備えや運転スキルの向上、思い出の記録など、さまざまな場面で役立ちます。 ドライブレコーダーとSDカードの活用方法を理解し、安全運転と快適なドライブを心がけましょう。